早いもので当院に、電子カルテが導入されてから、早くも1年がたちました。

使い始めのころは、操作に慣れずあたふたとしてしまい、紙のカルテを使うより時間がかかってしまっていました。最近では、操作にもなれ、キーボードもブラインドタッチでほぼ打てるようになり、操作にかかる時間はかなり短縮されたのではないかと思います。
しかしながら、慣れたとはいえ、操作中は画面を見ざるを得ない為、診察中にコンピューターばかり操作しているといった印象をもたれやすいのも事実です。
紙のカルテに記入するときは、話を聞きながらカルテを書いても、視線が下を向くだけなので話をきちんと聞いているという印象を与えるのに対して、電子カルテでは視線をそらしてディスプレーをみなくてはいけないため、話を聞きながらカルテを打ち込むときは、なにやら何かをしながら話を片手間に聞いているかのような印象になるようです。
もちろん、カルテを記入しながらでも、話は真剣に伺っているのですが、どうしても視線を合わせる時間が少なくなることもあって、印象が悪いようです。
こうした弊害もあるため、努めて視線をあわせてお話を聞くように心がけてはいるのですが、ミスタッチをしたり操作がスムースに行かなかったりすると、どうしても視線をコンピューターに向けてしまいます。
これからも、こうした問題は改善できるように努力していきたいと思いますので、もう少し長い目で見てやってください。このように、電子カルテを導入することは利点ばかりではないのですが、導入した理由のひとつは、カルテの電子化は時間の問題だからです。
いずれ、導入しなくてはならなくなるなら、早いほうがいいし、後になればなるほど、データの変換は大変になるし、年をとれば新しいものには慣れるのに時間がかかると思い、思い切って導入を決めました。今になってみれば、大したことではなかったのですが、導入する前は、うまく使いこなせなかったらどうしようと不安になったものです。
厚生労働省も、電子カルテの導入を誘導する為に、導入した医療機関には経済的にプラスになるようにすることも検討しているようです。なにか、高速道路のETCの導入にも似ている話ですね。

しかし、電子カルテを使ってみて、診療上大きな利点があることが分かりました。それは、長文のカルテを書いても疲れないことです。辞書登録したり、例文を作ることで短時間に多くの情報をカルテに記載できますし、また単純に入力してもペンで字を書くより速く記入できるのです。
当初は、キーを打つスピードが遅い為に、手書きのほうが早かったのですが、今では手書きの倍くらいのスピードでかけるようになっていると思います。
カルテを書くことに疲れない為に、電子カルテには以前より多くの情報を記載できるようになったと思います。
また、以前処方した薬も瞬時に一覧に出来るために、薬の選択も以前より速く正確に出来るようになりました。
より良い治療を行うには、患者さんの情報を出来るだけ早く・簡単に・正確に・より多く得ることが必要です。
こうしたよりすぐれた情報を元に治療方針決定することがより良い治療につながることを実感しました。これからも、電子カルテの使い方をより発展させて治療に生かせていければと思います。時しかし、作業の電子化は、テクノストレスという大きな弊害も生み出します。カルテを書くことによる肉体的な疲れは、確かに軽くなったのですが、別な疲れが増えた気もします。目の疲れや電子線による疲れや精神的な疲れです。

コンピューターを長時間操作していると、非常に肩がこったり、えもいわれぬ疲れにどっと襲われたりします。それは、手書きの代の肉体的疲れとは異質のもののような気がします。
事実、当院の外来でも、うつやパニック障害で通われている患者さんのなかでコンピューター関係の仕事に従事している方の割合が非常に多いのです。
これはほかの神経科・心療内科の先生に聞いても同じ答えが返ってきます。作業の電子化は便利な反面、こうしたテクノストレスの増大といった大きな弊害も生んでいるようです。
最近、雑誌を読むと昭和がブームといわれています。また、下町の昔ながらの街並みや風景もよくテレビで取り上げられています。
11月には昭和30年代が舞台になった映画「ALWAYS:3丁目の夕日」も封切られるようです。かくゆう私も、診察室に古い車のミニチュアカーを飾ったり、古い映画をビデオ屋で借りてみたりしています。
こうした、レトロなものへの郷愁は、デジタルに支配された現代社会からのテクノストレスを、アナログ時代の物に触れることで少しでも癒されようとする、心の自浄作用のような気がします。

テクノストレスで傷ついた精神はコンピューターゲームやブランド品を身につけること、過食すること、ギャンブルやアルコールでは満たされません。
古きよき時代の町並みに触れたり、少し古い文学を読んだり、昔好きだった音楽を聴いたり、名画をレンタルビデオやで借りてみたり、なにかレトロなアナログ文化に触れることで癒されるのではないでしょうか。
文責:阿部哲夫

●読書
はじめまして。
ケースワーカーの森岡と申します。デイケアと外来で勤務しています。

さて、秋も深まってまいりました。秋といえば色々な秋がありますが、私は趣味兼ストレス解消法が読書なので『読書の秋』について書いてみようと思います。
読書といっても、小説のようなものから漫画・雑誌まで色々です。
中でも今回ご紹介したいのはリリー・フランキーの『東京タワー』です。リリー・フランキーとは、某お笑い番組でおかしなコメントをしているあのイラストレーターです。もともとがイラストレーターの彼が書くので、文章がわかりやすくテンポも良くて、どんどん読み進めます。
幼い頃からのエピソードがユーモラスに描かれており、電車の中で読んでいても思わず、クスクスと笑ってしまうくらいです。しかし、ラストに向かって徐々にシリアスに・・・。
すごいのは、シリアスな中でも最後までユーモアが失われないのです。読み終わった後に、涙がとまらず、あたたかくて優しい気持ちになれます。私はこのリリー・フランキーという人がとても好きになりました。よかったら、読んでみてくださいね!
文責:森岡ももこ


9月30日に秋のバスハイクに行きました。朝早く集合して一路東名高速を下ります。沼津で下りてわさび工場見学して三津という海側に出てクルージングを楽しみました。天気は本当に素晴らしく水面の美しさに感激。海鳥も出迎えてくれました。
その後に一番の楽しみの「お寿司の食べ放題」です。お腹一杯になったところ富士山5合目に足をのばします。霧で寒かったですね。ふもととは10度以上の差がある9度でした。吐く息も白いです。暖かいしいたけ茶美味しかったですね。

そして中央道にのり山梨県に入ります。まだ色づくには早いですが、自然に囲まれて思わず深呼吸。空気が違うなあ・・!
そしてぶどう食べ放題です。何だか食べてばかり。食欲の秋ですからいいですよね?
すっかり暗くなりましたが皆さん元気に満喫して帰りました。お疲れ様でした。さてバスの中ではクイズでグループ毎に競い合います。「誰あてクイズ」は定例化しています。今回のお題は「生まれ変わったら何になりたい?」と「アニメのキャラクターになれるとしたら何になりたい?」でした。あべ先生は何と答えたのでしょう?興味がありましたら是非先生に質問してみてくださいね。
話しは変わりますが、新しいプログラムに紙すきがあります。皆さん、体験したことありますか?
おもった以上に楽しいですよ。

コピー用紙などと色紙を何枚か用意します。これをミキサーで粘りが出るまで混ぜて型に流し込みます。乾燥させて出来上がりです。
更にドライフラワーをのせたり、皆さん色々チャレンジしていました。これからクリスマスやお正月とカードを使う機会が増えますね。一味違う私のカードの出来上がりです。

今月忘れてはならないのが、ファンファン祭りです。プログラムは何かしら作ることが多いです。ビーズや以前お知らせしたTシャツ。ポエム、編み物など。去年それらを発表する場がないかと意見があがり、スタッフのほうで検討して皆さんに働きかけたところファンファン祭りという発表の場を設けることが出来ました。
今年は2回目、全員参加です。作品も順調ですが、ゴスペルや楽器演奏。ダンスなど計画しています。スタッフや先生も何かしら参加しないと・・(汗)
日常は慌しく過ぎていきます。一日一日大切に過ごそうと思っても気がつけば今年もあと2ヶ月!そういえば何となくクリスマスカラーのネオンが。季節の先取りの早さには驚いてしまいますね。
(編集後記)
何とか3号の発信が出来ました。これも皆さんのお陰と感謝しています。皆さんの中でこんな写真を撮りました、とかこんな事がありました等ありましたら投書箱に入れてみて下さい。無記名で構いません。出きれば一方通行の機関誌にはしたくないと思っています。
障害者自立支援法案が10月13日に衆議院で、14日には参議院で可決されました。この後再度衆議院に移り趣旨説明や代表質問があります。国会から目が離せません。
具体的な動きは来年と思いますが、新しい動きがありましたら随時皆さんにご報告していきたいと考えています。
最後に外来スタッフ2名新しく加わりました。宜しくお願いします。
文責:川井田静子