最近の認知症の話題について

最近は、アルツハイマー病を代表とする認知症について、関心が高まっています。一つには社会の高齢化に伴う、認知症の増加であり、もう一つは認知症の治療薬の開発です。従来、治療薬としてはアリセプト(ドネペジル)のみしかありませんでしたが、ここ2-3年で、レミニール、イクセロンパッチ、メマリーといった新しい薬が開発され、アルツハイマー病が治療可能な疾患としてクローズアップされてきています。もちろん、こうした薬は万能ではなく、その効果も限定されているものと言わざるを得ません。しかし、明らかに効果のある薬剤がなかった時代に比べれば、大きく進歩してきていると思います。

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