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第6回 「反省しない」

2013/07/10

今回は、参加者は、メンバー3名、スタッフ2名、見学者1名で始まりました。

ちなみに今回もA氏、B氏、C氏は都合により、欠席です。C氏には関しては残念ですが、一旦休止となりました。今回から、新メンバーとして、F氏を参加されています。また、シフトの都合上、スタッフは全員参加できなかったり、途中参加や途中退出があります。

まずは、スタッフD氏からです。前回、アンビバレントな感じがあると書いていましたが、やはりその感覚は持続しているそうです。7月からやりたいことと、やることを整理するために書き出しつつ、それを表現するように、パソコンのウィンドウがいっぱい重なっているようなドローイングを描いています。その他、習字でゆっくりと字を書いていると、ゲシュタルト崩壊すること。ゆずのライブ に行き、ノートにチケットを貼っていました。全体的にとても几帳面にノートをつけています。

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次は初参加のF氏です。最初にReborn部のコンセプトについて考えてくれています。F氏としては、ブレインストーミングではなく、マインドマッピングなのかなと考えているとのこと。そこでマインドマップ12原則の記載から始まっています。無地、支線は曲線、など結構指定があるものなのですね。それぞれがぶつけ合いをしながら、響くことに価値を求めていきたいと語っています。さらにマッピング的な図柄が続きます。自分を取り囲む人たちをイニシャルを配置していました。また、ノートを書いていて既視感を感じるとのことでした。徳光和夫!?などの気になる言葉もありました。また、日々不安に感じていることも記載されています。

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再び、Reborn部についてですが、今は、常にIP Reachableな(インターネットの)世界にいる。Reborn部のノートはオフラインな感じとのこと。そして、この日の前日の記載ですが、Winnyの生みの親である金子勇さんが心筋梗塞で亡くなったことを記載しています。金子さんの追悼企画として、Winnyのネットワークと、通常のインターネット = WWW (World Wide Web)のネットワーク図を比較しながら記載しています。インターネットと一口にいっても、実はWWWは一つの形式であり、インターネットとは、インターネット・プロトコル(IP)技術を利用して相互接続されたコンピュータネットワークを指していますので、それぞれ繋がり方が違う、という点を理解しなければ、わかりにくいところではありますが、かなり掘り下げて考えてられているようです。また最後にWinnyに関わる裁判の、最高裁判決の内容を記載しています。初参加ではありますが、かなり濃密なノートとなっていました。

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前回初参加のE氏は、他の人から、D氏の聞く音楽が風みたいなものが多くて(「フュージョン(Fusion, Jazz Fusion)」「AOR(Adult-Oriented Rock)」)、「爽やかすぎて合わない」と言われてしまったとのこと。実際、自身の好きなミュージシャンはやたらと風になりたい人が多い、と記載しています。もしかしたら、自分にとっての風になってほしいと願っているのかもしれないとも語っています。また、日常の記載が続いていきますが、枠のハンコを使ったマインドマップのような図も描いています。星、空、など自然のものと一緒に「写真立て」というキーワードがあるのが気になるところでした。またE氏は女性ですが、(基本的に叱られるのは苦手ですが)自分が男だったら、女の人に叱られたいという願望を記載されています。凛とした上品な女性に叱られたいとのこと。…共感します。

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続いて、早朝自分の部屋にコウモリがいたD氏です。帰り道のルートをいつも変えるというD氏ですが、今回は雨が凄かったりして、あまり外出していなかったとのこと。そのため、そろそろ怪談の季節なので、「怪談について」調べていたが、荒川区はあまり心霊スポットはなかったそうです。(インターネットでしょうか)怪談ネタはあまりなかったのですが、ちょっと怖い話などはいくつかあったそうで、そのあたりを記載しています。

ちょっと衝撃的な内容ですが、荒川区周辺でその昔、遺体の一部を、ラーメンのスープの出汁として使用した、という事件があったそうです。また、有名な三河島事故(すみません、筆者は知りませんでした。。)についても記載しています。驚きだったのは、事故を起こした貨物列車はD51(古い蒸気機関車です。)だったとのこと。調べてみると、東京でも、1970年台まで蒸気機関車が走っていたそうです。鉄道に詳しいD氏ですが、鉄道には最近興味をもったそうです。本当に詳しいのは、60年代移行のジェット機、戦車だそうで、それについても、きっかけとなったのは、宇宙空間のゴミ(スペースデブリ)のページを見ていたことだそうです。スペースデブリを見ていたら、戦車からの弾丸がどのように装甲を貫いていくか、というページに辿り着いて、戦車に興味が持つようになったとのこと。D氏の思考のルーツや、マッピングをすると面白いかもしれないと、スタッフD氏から指摘されていました。

梅津の方は、相変わらず、主にReborn部のコンセプトについて考えいます。スタッフD氏も言っていましたが、いわゆる日記のようなもののは、自分の内面を出せるものですが、最近のインターネット上にあるようなブログやSNSは他人の目が前提で書いている、という違いがあります。そこでReborn部のノートはどこに位置するのか、というのは重要な問題です。見学のメンバーが言っていた、昔の人が日記を書くのは、後世に残ることを前提としていたというのも気になるところではあります。もう一つ、「引用」を重視していきたいと思っていますので、ヴァルター・ベンヤミンや、映画の「モンタージュ理論」なども気になっています。

そのような流れで、このノートが故の特徴を考えてみると、とりあえずはオフラインであることは確かなので、インターネットの世界にあるような自己に対する侵襲性は少ない、と言えるように思っています。そうであるとすると何が可能になるのかはまだまだ見えていませんが、今後もそのあたりを気にしながら展開していけたらと考えています。今回見学してくださったメンバーには、反省日記にしない方がいいのかな、と指摘していただきました。その通りだと思います。

長くなりましたので、このあたりで。長文失礼しました〜