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第18回「飛ぶ原理」

2013/10/16

今回の参加者は、メンバー4名、スタッフ1名です。

最初はE氏からです。今回は小学校高学年以降の興味の流れについて記載しています。この頃、読める漢字が増えてきたため、飛行機や宇宙の小説を読むようになってきた、とのこと。保育園、小学校低学年は、飛行機が好きだったが、読む本が増えると、戦闘機に偏り始めたそうです。

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専門的な話にはなりますが、双発機というエンジンが二つある機体が好きで、特にF15戦闘機が好きだそうです。軍用機の説明を集めた本も持参してくれましたので、皆でまじまじと見てしまいました。また、双発機ではなく単発機ですが、ミラージュⅢというデルタ翼という三角の翼をしたフランスの機体も好きな飛行機であるとのこと。いずれも本を見せながら丁寧に説明してくれました。

飛行機に詳しいE氏ですので、梅津の方で「飛行機が飛ぶ原理ははっきりわかっていない」という話が本当なのか、質問してみました。E氏いわく、飛行機を飛ばす原理は、流体力学を使うそうですが、流体力学は今のコンピューターでは計算できないとのこと。現在のコンピュータは、加算型で、それでは素数の計算ができないので、そのせいで風洞実験などの実際の実験を行わないと飛ぶかどうかわからないとのこと。これまでよりも飛行機に乗るのが怖くなってしまいましたが、ヘリコプターの飛ぶ原理はもっと謎だそうで、ヘリコプターの製作者の中でヘリコプターに乗りたくない、という人もいる話を聞き、一同ゾッとしてしまいました。それにしても航空機に対する知識の深さが半端ではないE氏でした。

続いてD氏です。今回もイラストがありまして、彫刻家のイサム・ノグチです。イサム・ノグチの制作の原動力は怒りだったそうで、それは自分に対する怒りがあったのではないかと。交際していた女性にインタビューをした本がによると、イサム・ノグチは、恋愛において、一人ひとりに対してとても誠実に応えていたそうです。多くの女性とお付き合いがありましたが、別れた後も誠実で、奥さんは最後はマネージャーのようになって彼を支えていたそうです。イサム・ノグチは美形だし、そうあったほしいと思っているとのこと。

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また最近、金木犀の香りを嗅ぎ、近所に金木犀があったことに気がついたことを記載しています。柿の木があったことにも最近気がつき、近くにある木のことは案外気がつかないのかもしれない。あべクリニックの院長、スタッフは肝が座っている、という気がしているそうですが、そこから芸術の話になり、「何の影響も受けていない芸術はない」と記載しています。そして、時代の流れを無視したり、ブレない自分を持っていない人でないとダメなのではないか、と語っています。今回の挿絵は、ブレない何かを図式化してものを描いています。

ここで、スタッフD氏とのスカイプに挑戦しましたが、通信状態が悪く、映像がうまく映らなくて断念しています。

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次にB氏です。今回も多数映画を見ています。まずは『CUT』という日本の映画ですが、イランの名匠アミール・ナデリ監督が撮っています。『セイジ -陸の魚-』という映画では、セリフをメモ。「鈍感さは絶望を緩和してくれる緩和剤なのかもしれない」との記載。『脳男』ではの敵役の二階堂ふみがよかったとのこと。

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真面目な映画を見た後はバランスをとる意味で、アメコミに登場するヒーローが主役の『アイアンマン3』をはさみつつ、『ジャッキー・コーガン』『森崎商店の日々』を見たそうです。『森崎商店の日々』は神保町の書店の話で、「価値のあるものを買うのではなく、自分で価値を作れる人間がすごい。」というセリフをメモしています。この週は「映像のなかを行ったり来たり」という日々だったそうです。枠スタンプを有効活用しているD氏ですが、枠スタンプの四角い枠がテレビ画面のように見えて、レビューのページとしてしっかりフィットしています。

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続いてA氏ですが、「はてなマジック」の白いペンを購入しています。とても書きやすいとのことですが、デザインもレトロなクエスチョンマークのロゴが可愛らしいです。今回は2日分の記載で、「もう追いかけません」「恋などしません」という言葉とともに脱力している人物のイラストがありました。この日はナーバスになっていて、人の気持ちが読み取れない気がしていたそうです。異性が言葉以外の手段で投げかけてきたことは、自分では気が付けないから、恋愛をお休みしたほうがいいのではないかと思っているとのこと。人の気持ちをわかるようにしてから次に行こうと反省しています。というような内容を見せていいのかも、迷ったそうです。イラスト入りではっきり記載されていました。

また、もう1日のページにはスタッフのイラストを描いています。担当の男性スタッフもイラストにしていますが、その描き方について皆で話し合っています。整った顔立ちは絵にするときに難しい、などの話になりました。今後も似顔絵の練習をしていこうと決意されています。

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最後の梅津は、E氏のブログをチェックしたり、寒くなると思考も鈍くなる、とメモ程度に書いています。無印のノートにある点をなぞるようにドローイングを描いています。このワークグループを提案している本人の内容があまりに薄いので申し訳ないです。。